2024年の1月のWindowsUpdate(アップデート)は、1月の第2週の水曜日(日本の場合)に実行されます。
その日が本日1/10(水)だったわけです。
昨日が休み明けで、年初から2日目の人もいることでしょう。
通常業務の時間内において、なんかパソコンが重いなぁと思っていたら、裏でダウンロード&インストールをやっていたわけね。
さて、本題
そのウインドウズアップデートで不具合(更新エラ―)が多数報告されているようです。
[ 目次 ]
- Windows10 Pro 22H2
- Windows10 Home 22H2 ビルド19045.3930
- マイクロソフトの見解
- 解決方法:回復パーティションサイズの増加スクリプト(command)
- 2024/1/12 米国マイクロソフトが今後の修正更新プログラムに言及
- 更新履歴
Windows10 Pro 22H2
Windows10 proの環境で
windows10 Version 22H2のセキュリティ更新プログラム(KB5034441)
のインストールでエラーとなった画面である。
エラーコードは、0x80070643とある。
マイクロソフトもすでに、この問題を把握している。
原因は回復パーティションの容量が不足しているためとあって、解決方法はパーティションの容量を増やすとあるけど、一般のユーザーではムリではないか。
とりあえず、WindowsPowerShellやコマンドを実行したくない人は、エラーはほったらかしで修正プログラムが配信されるまで待つのが賢明である。
WindowsUpdateは、延期しておこう。
Windows10 Home 22H2 ビルド19045.3930
Windows10 Homeのクライアントは無事にインストールを完了した。
しかし、ダウンロード~インストール途中は常にPCのパフォーマンスが100%となっていて、重かったわ。
あと、Google Chrome起動したら、真っ黒だったし
しょうがないからMicrosoftEdge起動したら、画面真っ白の上に謎の文字列が1行だけ羅列されている画面を一瞬見かけた(笑)
Windows10 ホームのクライアントPCでは、次の5つの更新プログラムのインストールが完了している。
・2024-01 x64 ベースシステム用 Windows10 Version 22H2の累積更新プログラム(KB5034122)
・2024-01 x64(KB5034275)向けWindows10 Version22H2用 .NET Framework 3.5、4.8および4.8.1の累積的な更新プログラム
・2024-01 x64(ベースシステム用 windows10 Version 22H2のセキュリティ更新プログラム(KB5034441)
・Microsft Defender Antivirus のセキュリティインテリジェンス更新プログラム -KB2267602(バージョン 1.403.1928.0)-現在のチャネル(広範)
・悪意のあるソフトウェアの削除ツールx64-v5.120(KB890830)
上記のうちで問題となっているセキュリティ更新プログラム(KB5034441)は
Windowsホームでは、時間はかかったけど無事インストールできました。
マイクロソフトの見解
この更新エラーについて、米マイクロソフトも現象を把握しており、すでにWEBページが作成されています。
一部のコンピューターには、この更新プログラムを完了させるのに十分な大きさの回復パーティションがない可能性があります。 このため、WinRE の更新が失敗する可能性があります。 その場合、次のエラー メッセージが表示されます:
Windows 回復環境サービスが失敗しました。
(CBS_E_INSUFFICIENT_DISK_SPACE)このエラーからの回復するには、「パーティションのサイズを手動で変更し、WinRE 更新プログラムをインストールする手順」に従ってください。
既知の問題 エラー コード処理ルーチンに問題があるため、ディスク領域が不足している場合に通常表示されるエラー メッセージではなく、次のエラー メッセージが表示される可能性があります:
0x80070643 - ERROR_INSTALL_FAILURE
(WEB出典:KB5034441: Windows 10 バージョン 21H2 および 22H2 用 Windows 回復環境の更新プログラム: 2024 年 1 月 9 日 - Microsoft サポート
)
上記ページより解決方法が長い文章で書かれていますが、とても順番よく実行する気にはなりません。
解決方法:回復パーティションサイズの増加スクリプト(command)
そこで、パーティションサイズの増加をするWindows Power Shellのコマンドがありますのでご紹介します。
※実行は、自己責任でお願いしますm(__)m
1~3の手順です。
1.WindowsPowerShellを管理者権限で起動する。
2.次のソースコードをコピペして、実行する。
reagentc /disable
$syspart = (Get-Partition -DriveLetter $env:SystemDrive[0])
$recpart = (Get-Partition).Where({$_.Type -eq 'Recovery'})[0]
$IsGpt = ($recpart | Get-Disk).PartitionStyle -eq 'GPT'
$dpscript = Join-Path $env:TEMP '\diskpart.txt'
$dparam = @("sel disk $($syspart.DiskNumber)")
$dparam += "sel part $($syspart.PartitionNumber)"
$dparam += "shrink desired=250 minimum=250"
$dparam += "sel part $($recpart.PartitionNumber)"
$dparam += "delete part override"
if($IsGpt){$dparam += "create part primary id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac"}
if($IsGpt){$dparam += "gpt attributes=0x8000000000000001"}
if(-not $IsGpt){$dparam += "create part primary id=27"}
$dparam += "format quick fs=ntfs"
$dparam | Out-File $dpscript -Force -Encoding ascii
diskpart /s $dpscript
del $dpscript
reagentc /enable
3.更新プログラムでエラーとなっているKB5034441を再試行する。
何だか良く分からない方は、修正プログラムが配信されるまで更新を一時停止しておきましょう。
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2024/1/12 米国マイクロソフトが今後の修正更新プログラムに言及
米国マイクロソフトは、今回の更新プログラム(KB5034441)について、解決に向けて取り組んでおり、修正プログラムをリリース予定とのこと。
ちなみに回復パーティションには、どれほどの容量が必要かも記述がありました。
それが、こちらです↓
Manually resize your partition by 250 MB
とありますね。
上記の英文の一部をChatGPTで日本語訳させると次のとおりになります。
「
Microsoftは、Windowsリカバリ環境(WinRE)を実行するPCの更新方法を変更しました。 WinREは月次累積更新を使用して更新されます。この変更は、Windows Update(WU)およびWindows Server Update Services(WSUS)から更新を取得するPCにのみ適用されます。この変更は、Windows 11、バージョン22H2の累積更新の2023年6月27日から開始されます。
一部のPCは、この更新を完了するのに十分な大きさのリカバリパーティションを持っていない可能性があります。このため、WinREの更新が失敗する可能性があります。エラーメッセージ「Windows Recovery Environment servicing failed」が表示されます。この失敗から回復するために、この記事では、システムErrorPhase 2が発生した場合にリカバリパーティションを手動でリサイズする方法を提供します。これには、デバイスがOSパーティションの後にリカバリパーティションを持つことが必要です。以下の手順を使用してこれを確認します。
パーティションを250MB手動でリサイズします
このあとに手順が英語で書いてありますよ。
マイクロソフトの英語のページは↓
更新履歴
更新履歴
更新日 | 更新内容 |
2024/01/10 | 新規作成 |
2024/1/11 | 米マイクロソフトの公式アナウンスと解決方法を追加 |
2024/1/12 | 米マイクロソフトが追加アナウンス。修正の更新プログラムをリリース予定とのこと。 |
2024/2/14 | 更新プログラムKB5034441がマイクロソフトのUpdateカタログより削除されたいた。 |
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